激しく死んだら終わりでしょ?!の表現
はげしく死ぬ?
(激しく死んだら話終わるんだけど?)
これは、実際にロサンゼルスであった話です。当時私は、UCLAのサマーセッションに学生を引率してサンフランシスコに来ていたのです。そして、その日はたまたま学生を連れて
ロサンゼルス観光をするというプログラムがあり、学生を連れて観光ツアーに参加しておりました。そのバスで案内を務めるのは、二十代後半の少しチャラそうな感じのする案内役でした。そして、そのツアーコンダクターの青年は、20世紀フォックスの巨大なビルの近くに差し掛かった時にマイクを握って言いました。「ここあの有名な激しく死ぬ!ていう映画で有名なビルです」と。その青年が言った映画は、ダイ・ハード(DIE HARD)という映画のことである。世界一ついていないニューヨーク市警の刑事がジョン・マクレーン(ブルース・ウィルス)が活躍する有名なアクション映画のことです。
DIE HARD
映画のタイトルは、元々は「THE DIE HARD MAN」というタイトルであった。HARDの意味は、
I study English very hard.
私は、一所懸命勉強する。
という英文が作れますから、HARD=一所懸命という意味も間違いではありませんが、HARDには、他にもまだ違う意味があります。それは「なかなか~しない」という意味なのです。
なので
THE DIE HARD MAN
とは「なかなか死なない男」=「不死身の男」という意味なのです。
さらに映画のタイトルとして考えたときに、THE と MANという単語が取り払われ
DIE HARD
というタイトルになったということでした。
こうして考えてみると映画のタイトル一つとっても、その成り立ちを調べてみると面白い
ことがわかることがあります。
そうした「なぜだろう?」と日々疑問を持つことが、英語の知識を増やすのに役立ちます。
みなさんも、ものタイトルはどういう意味だろうと思ったら、まず辞書を引いてみてください、なにか新しい発見をすることがあるかもしれません。
つまり
DIE HARD
(不死身の男)
と覚えておいてください。
ただし、このDIE HARDのなかでブルース・ウイルスがしゃべる英語は、良くない表現
も数多く出てきますから注意しましょう。
シリーズ化されるということは、アメリカ人にはかなり受けてる映画なんでしょうが。
その代表格ともいうべき悪い表現が
Yippee-ki-yay, motherfucker!
これは、昔のカーボーイなんかがよく使っていたセリフだそうです。